管絃は管楽器が3管を3人。箏が2人、琵琶も2人。打楽器はそれぞれ一人ずつ。という構成になってます。西洋の音楽とは異なり指揮者がいないので、「鞨鼓」の音がテンポのメインになるみたいです。その音を聞きながら書く楽器が演奏をしていく。ということです。そのため「鞨鼓」の演奏者にはその雅楽演奏者の中で一番ベテラン、あるいは、上手い人が演奏することになるみたいです。
管絃は雅楽の中でも外国からの音楽を起源とするものばかりなんだそうです。
唐楽(とうがく)…中国・ベトナム・インド・ペルシャなどの音楽が起源
高麗楽(こまがく)…朝鮮・渤海(現中国の東北地方)の音楽を起源
唐楽には合奏曲である管絃と舞を伴う伴奏曲である舞楽の両方がありますが、高麗楽には管絃はなく舞楽のみのようです。
いまいちどの曲が唐楽で、どの曲が高麗楽が分かりませんけど、高麗楽では龍笛は使わずに高麗笛を使うみたいです。しかし本なんかを見てみると高麗楽に分類されてる曲でも龍笛を使うこともあるみたいです。