2022/04/29

蘇合香

  蘇合香は、天竺(インド)より渡米した楽曲で、延歴年間(786~805)に、遣唐舞生、和述部島継が我がこくに伝えられたといわれているようです。むかしインドの阿育王が病にかかり、国中に薬を求めた。蘇合香という薬草があり、これを飲んだところ、病が治り大そう喜んで、育偈という人に命じてこの曲を作らせたといわれているんだそうです。

 そのためにこの舞は蘇合香の草の葉を冠につけて舞い、その香気にあたり一面に満ちあふれて、邪気を払ったと言われているそうです。