2022/04/29

傾盃楽急

  中華の曲です。敦煌莫高窟(とんこうばっこうくつ)の蔵経洞より同名の琵琶楽譜が発見されています。「教訓抄」には、貞観(じょうかん)元年(627)、太宗の時に作られたと記されています。「大日本史」には、この説(唐書)と友に、随代に既にこの曲があった(随書)、唐代の弟6代玄宗のために作った(鞨鼓録)、弟16代宣宗が自ら作った(楽府雑録)などの諸説を記載している。一名「傾盃酔郷楽」(けいばいらくすいきょうらく)とも、「酔郷日月」(龍鳴抄)とも言われているんだそうです。

 元々、序、破、急が揃い、舞もあったらしいですが、現在では、序と破が途絶えてしまい伝わっていないみたいです。